結構ありがちな話ではあると思うんですが。

田舎の母ちゃんが何の予告もなく学校及び寮に押しかけてきて、部屋の汚さや成績の悪さやだらけた発言を見聞きして、出会い頭に尻を百叩きされるミヤギくん受信しました。


「なっ、なにすっべ母ちゃん！やめてけれ！俺もう14だべ！やめっ、痛い痛い痛い痛いごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
って公衆の面前というのもあり必死に抵抗するものの、田舎の母ちゃんに勝てず敢え無く陥落し号泣しながら謝り続けるミヤギくん…(敢えての入学から一年経過)

母ちゃんには多分教官とかも勝てねえと思う。
マジック様も扱いは上手いだろうけどここぞという時は母ちゃんルールに度肝抜かれて押し切られちゃうと思う。
基本的に接したことがあるのは国の要人の方々やその奥様だから、中身はともかくおしとやかな方々ばかりでしょうし。
ましてや、国同士の腹の探り合いやら駆け引き抜きのやりとりはどうにも予測がつかないというか。
ということで多分この母ちゃんは三日くらい滞在してく…。


田舎の母ちゃんがガンマ団士官学校を恐怖の渦に巻き込む！

母ちゃんいる間も帰ってからしばらくの間もミヤギくんのプライドぼろぼろ…。
それを必死に慰めるトリちゃん。
「僕もよく師匠にお尻叩かれ立っちゃー」
「友達の前でもか」
「え」
「おめえシンタローや友達の前で尻叩かれたことあんのかって聞いてるべ！」
「それはないっちゃけど」
火に油を注ぐ…。
そしてシンタローと友達で分けて言ったあたりミヤギくん無意識なんだろうけど、トリちゃんはちょっと泣きそう。

ちなみにトリちゃんは可愛い顔してるから母ちゃんに気に入ってもらえると思う、ってことはお母さん公認！？


尻真っ赤になってるの見られるの恥ずかしくて暫くお風呂に入れないミヤギくんなんかもちょっと考えてみたり。

「甘うおすなあミヤギはん。尻叩きなんて軽いもんどす。わてなんて燃やされたり吊るされたり毒蛇の群れに落とされたりそらもう地獄の苦しみを…」
とか言った直後にアラシヤマも何かやらかして尻叩かれてちょっと泣く、なんて話も見てみたい。


あ！もしミヤギくんの顔が母ちゃん譲りだとしたら！
見た目はすっごい美人で誰もが振り向いちゃうような綺麗な人なんだけど、中身は田舎の最強母ちゃんで口を開けば物凄い訛ってて、っていうのもギャップがあっていいなー！！



そしてこの話があった後の大型連休はなんだかんだで皆里帰りしそう！
ミヤギの母ちゃん怖いとか、昔尻叩かれたの思い出したとか、あのババア元気にしてるんだろうかとか、怖いけど懐かしくなってきて帰るのだ…。

ハロウィンだからね、パーティ開いてわいわいしてるんだけど皆仮装してて誰が誰だかわからない状態で。
半ば仮面舞踏会状態なんだけど、だからその中にミツヤやライオンパパやルーザー様もいるんだけど、やっぱり誰もわからなくてね、でもハロウィンが終わる間近にふと一瞬、ああ来てたんだなってそれぞれが気付くんです。

話をする訳でも顔を合わせる訳でもないんだけど。
去りゆく背中やすれ違った気配に、ひょっとしたら。って。
仮面の下、被り物の下の素顔はわからないけれど、きっとそうだって思って、ふと笑みが零れるような。


良いものも悪いものも集まるハロウィンだからこそ、ミツヤもライオンパパもルーザーも愛するものの様子を間近に見に来ることができたのだし、皆が仮装し生者も死者もわからぬハロウィンだからこそそうと気づかれないと安心してそっと傍に寄り添うことができるのです。
愛してるからバレちゃうんですけどね。

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コージがウマ子に再開できたってことは、血の繋がったお父さんとお母さんにも再会できたってことなんですよねってふと考えると、なかなか感慨深いものがあります。

29年経って初めて家族全員揃った時どんな気持ちだったんでしょうね。
どんな話したのかな…。話したいことはいっぱいあってでも距離感がわからなくて最初はぎこちなかったりするんだろうか。しどろもどろなコージって貴重。
そんで夜中ふと急に、家族に再会できた実感湧いてきてぽろっと男泣きしちゃったりするんですかね…！

普段豪快にがっしりゆったり構えてるけど、会う瞬間だけはがっちがちに緊張してたりしてたのかな。
そしてそのことにコージ本人が動揺してそうですね。


おとんとおかんとも殴り合って家族の絆を深めるなんて胸熱…！
家が全壊しないことを祈るのみですね^o^


ういえばウマ子ちゃん心戦組に所属してるってことは壬生の人間ってことで、つまりコージは壬生出身てことになるんですかね〜？
心戦組とも仲良くなるコージかあ。



まあ、彼の性格と年齢のことを考えると、逆に最初から普通に会話できてそうな気もするんですけど。
それはただ普通に話せるってだけで、家族として話すというのとは違う感じかもしれないから、そこはやっぱりウマ子ちゃんに上手く立ち回ってほしいです。

ふと青の一族の幸せや、シンタロー達は子供をどうするんだろうかと想像して。

グンちゃんの独り身は何故か想像できるけど、キンちゃんやシンちゃんには家庭持って欲しいなと。
いやもちろんみんな幸せになってほしいけど、決して子供やら結婚やらが幸せとは限らないし。
けれどキンちゃんシンちゃんは子供抱えててほしいしキンちゃんにはパートナーがいてほしい。
グンちゃんは割と、見守るだけで幸せなタイプだと思うんだよなあ。自分がそういうの持つより、大事な人達が幸せになって、大事な人の大事な人が僕の大事な人で幸せですみたいな。




青の一族は今後どう変わって行くのだろう。
変わらず人工授精によるのか、家庭を持つようになるのか。

シンちゃんの言いそうなのは、総帥の影響力を考えれば従来のやり方が一番なんだろうが、総帥ではないお前らは家庭持ってもいいんだぞ、とかね。


けれど総帥様、貴方に何かあったとき誰かが総帥にならなければならないんですよ。
けれど総帥様、貴方は自分に何かがあった時なんて考えていないんでしょうね。全て背負い込む人ですものね。
けれど総帥様、あなたもいつかは歳を取り退かなければならない時が来るんですよ。その後の事はどうお考えですか。

殺し屋限定お仕置き集団になったということに貴方の決意・決意は十分に伝わってきます。けれど争いがなくならないということは、その業界に身を置いているからこそようくお分かりになるかと。パプワ島で得たものを、というのはわかるんですけども、沢山の人間を変えるというのはとても難しく。

赤と青の一族が和解する事、災の星による諍い、それが本当に解決されたのは、遥か遠い時間を経てからの事。
人間の争いもまた遠い昔からの。
それを貴方一代で解決というのは無理があると思いますよ？
どうか全てを背負こまないで、家族にくらい、一度くらい、身勝手に託してみてもいいんじゃないですかね。


コタローちゃんならそれこそ、兄譲りの身勝手さでもって、無理矢理引き継いでくれそうですけどね。

「あの島で見たこと感じたこと得たことこれから先の未来のこと、お兄ちゃんだけのものじゃないんだからね！だからさっさと総帥なんか止めて僕に譲ってよ！っていうかもう僕が総帥なんだけどね！伊達のおっさんたちも総帥も団員もみーんな同意してくれたよ！！ほら見てこの赤いコート、似合うでしょ！」

その団員達皆後ろで真っ青な顔してらっしゃると思いますけどね。
脅しですか。脅しです。
けれどただ屈しただけではないのです。皆解ってる。貴方は頑張り過ぎだって。もう十分頑張ったって。そろそろその重荷降ろしてもいいんじゃないですかって。貴方の弟はそれを背負う力をもう十分持っていますよって。


でももし無理矢理退かされても、結局落ち着かなくて前線出続けるんだろうなあの人馬鹿だから。馬鹿だから。じっとしてなんていられない、一分一秒すら無駄にしたくない。
なんて、そうじゃないでしょう、寿命縮めてどうすんですか、そうすることで逆効果になってんのわかってんですか。

頼むから戦場で死ぬなよ。
せめておうちのベッドでみんなに見守られながら笑って死んでくださいよ。
さよなら、をちゃんと言いなさいよ。
何も言わずにどこかへ行かれてしまう悲しさやるせなさ、知ってるでしょう。